PRiVATE SALON TeN

好きこそ物の上手なれ。

行く時も、帰る時も、

笑顔でいられるサロン。

広島市の横川駅から徒歩1分の女性専用美容院。

完全予約制で一人ずつ接客してもらえます。

他のお客さんと顔を合わせることは滅多にありません。
実は行きつけ、馴染みのお店。

気軽に足を運んで、落ち着ける場所です。

ちなみに、昔から通っている方であれば男性でも大丈夫。(紹介であれば新規でも男性OK)

カットしてくれるのはTAKAKOさん。
一人で切り盛りされています。

ちょっと一杯。そんな気分で足が向かう美容院。

今日は取材のついでに久しぶりに散髪もします。

恥ずかしいから写真撮影NGとのこと。
猛スピードで掃除中の後ろ姿で代用。

PRIVATE SALON TeN 

スタイリスト:TAKAKO

営業時間:火曜日〜土曜日 10:00〜18:00(最終受付17:00)

定休日:月曜日/日曜日/祝日

住所:広島市西区(横川駅から徒歩1分)

サロンの情報はこちら

今日はどうする?

おまかせで。

短くする?あんまり切りたくない?

おまかせで。伸びるから失敗しても大丈夫です。

毎回、こんな会話からスタートです。ちなみに、私は初めて行く美容院でもおまかせスタイル。

気に入らなければ他のお店に行くだけ。
一応、お客さんですから。シビアです。

でも、今も変わらず通っています。

皆さんはどのくらいの頻度で美容院に行かれるのでしょうか?
1ヶ月?2ヶ月?3ヶ月?

家族や職場の同僚を除けば、友達よりも会う頻度が高いかもしれない美容師さん。

“TAKAKOさんなら間違いない”
と信頼している訳ではありません。

それなのに、なぜ何年も通うのか。

さて、いろいろと話を聞いてみたいのですが…

真面目な話をしたことがほとんどありません。

カープの話題か最近どう?みたいな話ばかりです。あとは意外と「無言の時間」。

美容院で困るのが、会話ですよね。

ずっと喋り続ける事が苦手な私にとって、適度に無言の時間があるのは助かります。

盛り上がったり、スッと引いたり。

距離感が心地よい。

散髪だけして帰る訳にはいかないので、話も聞いていきます。

お店をだしてからどのくらい?

今年(2020年)の7月で5年経ったよ。

おめでとうございます。
TeNのセールスポイントは?

緊張しない、周りを気にせず過ごせるお店。

初めてTeNに行った時、シャンプーの椅子に座る前に靴を脱ぐか履いたままか。相当悩みました。

…気にしたことありませんか?

返ってきた答えは「どっちでも良いよ」。

「そのままで良いですよ」でも「脱いでください」でもなく。

「どっちでも良いよ」という距離感。

…伝わりますか?

個人的にはすごく楽でした。

「いやいや!そのままで良いです!」と言われても変なことを聞いたみたいでモヤモヤするし。

…伝わっていない気がします。笑

やめましょう。
気を取り直して、次の質問へ。

得意なスタイルは?

得意も不得意もないかなぁ。よく分からん!

ロングが得意とか、男性も得意とか…ないですか?

うーん。強いて言うなら、ボブスタイル?
得意というか好き!

好き?

後ろのシルエットを出すのが好き!

着付けもされるんですよね?

着付けも好き!

自分の技量は?

私は上手くもないし、下手でもないし、ちょうど真ん中の美容師だと思う。

真ん中より少し上じゃなくて?

真ん中!

得手不得手を聞いたのに、好き嫌いで答えが返ってくる。笑

好きとは物の上手なれ。とは、この人のことなのだと感じます。

だって、好き!って言う時、すごく楽しそうです。楽しさが溢れています。

おそらく本人は無意識。
でも、すごく良い顔で「好き」と言われます。

忘れられない失敗は?

前髪カット。20代前半の頃にお客さんの前髪を切り過ぎて…「短くない?変じゃない?」ってすごく気にされて。
お見送りも断られた。あの時は美容師やめようと思った。

カットする時って緊張したり、あれこれ考えたりしますか?

初めて来ていただいたお客さんは緊張するよ。常連さんなら緊張せんかな。どーしよ、こーしよもあんまりないかも。
会話しながらだし。

前髪カットでも?

緊張はせんけど、3回くらいに分けて切る!

ちなみに今は?緊張してカット中?

話に夢中!

「いつでも、最初にハサミをいれる瞬間は…」
的な回答を想像していました。

少しは緊張せい!と思いましたが、よくよく考えると、緊張しながらカットされるなんて不安です。

緊張と丁寧は違いますよね。

いつもサクサク作業が進んでいくのに、前髪だけは「これくらい?短い?もう少し切っても大丈夫?」

と聞かれる理由もやっと分かりました。

誰にでも失敗はあります。
美容師なんて一発勝負の世界。

プライベートでも仕事でも、失敗談がすぐに出てくる人は信頼できる。

ちゃんと、失敗を失敗だと知っている。
知っているから学べるし、繰り返さない。

やりがいは?

やりがいとかはよく分からんけど、楽しい!

髪を切るのが?

カットだけじゃなくて、シャンプーしたり、セットしたり、お客さんと話したり。美容師っていう仕事が楽しい。疲れて今日は働きたくないって思う日でも店に来て働きだすと楽しい。こんなに楽しくてお金までいただいて。楽しい!って思う!

そう言われてみると…

「今日は何か疲れてそうだな。」

と感じる日も尻上がりに調子を上げてくる気がします。笑

本当はそういう姿を見せるべきではないのかもしれませんが、仕方ないですね。そういう日もあります。

そういう姿を隠さない、いや、隠せない。
そんなTAKAKOさんのことを大好きなお客さんがたくさんいるはずです。

美容師になろうと思ったきっかけは?

中二の頃に行った美容院で、写真を見せて「ボブにしてください!」って頼んだらショートになって。次の日に学校に行きたくなくて、行ったら友達に変って言われて。こんな思いを他の人にさせちゃいけん!私が美容師になって上手にやる!って思ったのがきっかけ。

心意気がヒーローみたい。それなのに前髪カットで失敗したんですね…

それはもう言わんで。本当にやめようと思ったんよ。こんなに人を怒らせることがあるんじゃ…って。

美容師以外の仕事を選べるなら?

えっとね。ある!あるよ!スポーツのインストラクターでしょ。イルカの調教師でしょ。あとは、デカ。

デカ?

デカ!(刑事)

スポーツのインストラクターは似合います。
イルカの調教師も想像できます。

デカはどうなの?
他のお客さんにも聞いてみたいです。笑

なぜ、TeNに通うのか。

TAKAKOさんだったら、たとえ失敗されても笑っていられる気がする。

気にしないでもなく、気にならないでもなく、許せるでもなく、諦めるでもなく、笑っていられる気がする。

失敗しない。なんて信じている訳ではないけれど。

もしも、失敗されたら、誰にも会いたくないかもしれないけれど。

それでも、笑っていられる気がする。

お金を払ってもらうんじゃけ、

カットもカラーもパーマもセットも
技術的なことはできて当然。

それ以外の何か…何じゃろ。何だと思う?

行ってみれば、何かがきっと見つかる。

素敵なプライベートサロン。

TAKAKOと繋がるeNを大切に。

気になる方はぜひ足を運んでみてください。

ご予約はこちらから。

(取材日:2020年8月30日)

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