人物紹介をメインに広島でフリーライターとして活動しているコジョー(@hito10nari_kojo)です。
挑発的なタイトルですみません🙇♂️
“買ってみよう”とか“買うべき”だとリズムが気に入らなかったので…
心情的には“買ってみても良いかもしれない”です。
今回は、私が文章を書くときに参考にしている本をサクッと紹介してみます^_^
タイトルの理由については後ほど。
紹介というより感想ですが…
引き出しに入れておくと便利な一冊
記者ハンドブックは業界関係者には「定番」「必携」と言われる辞書らしいです!
共同通信社が1956年に初版を発行、改訂が重ねられ、2016年に発行された13版が最新(2020年12月現在)のものになります。
その名の通り、手のひらサイズなので机の引き出しに入れても邪魔になりません。
「持ってたらカッコいいな!」というカッコ悪い理由で買いました。
文章を書くために編集された辞書なので、国語辞典より実用的だと思います。
言葉の“意味”ではなく“使い方”を調べるのに役立ちます!
ただし、文章を上手に書くためのテクニック集的な本が欲しい方には向いていません。
- 漢字と平仮名の使い分けを調べる。
たとえば、時期や時間を示すときは「時」、「〜の場合」を示すときは平仮名の「とき」と定められています。他には、“後:あと”や“頃:ころ”など
- 漢字の使い分けを調べる。
“上げる・挙げる・揚げる”や“作る・造る・創る”など
- 送り仮名の付け方を調べる。
“受け付け・受付”や“申し込み・申込”など
- 外来語・数字・単位などの表記方法を調べる。
- 句読点の付け方や「」『』の使い方を調べる。
わざわざ辞書を買わなくてもネットで調べれば十分!と思っている方におすすめの一冊です。ネットで調べた知識は意外と蓄積されません。付箋を貼ったり、線を引いたり、自分専用の辞書に育てることで知識が蓄積されます。“勉強した感”もありますし^o^
日本語も勉強するならこの一冊
続いて紹介するのは、
岩佐義樹さんの著書『毎日新聞・校閲グループのミスがなくなるすごい文章術』
“何となく”文章を書いてはダメ!!を痛感させられた本です。
岩佐義樹さんのプロフィール
毎日新聞社 用語委員会用語幹事。1963年、広島県呉市生まれ。早稲田大学第1文学部卒業後、1987年、毎日新聞社に校閲記者として入社。2008年から毎日新聞月曜朝刊に「週刊漢字 読めますか?」を連載するとともに、毎日新聞・校閲グループが運営するウェブサイト「毎日ことば」でも、漢字の読みを問うクイズを出題中。同サイトや毎日新聞で言葉に関するコラムを随時掲載。
また、2011年から始まった毎日新聞・校閲グループのTwitterでは、漢字の読み方クイズ、新聞の日本語や言葉に関するあれこれ、過去のその日のニュースなどがつぶやかれている。新聞記事の制作過程における、実際に校閲記者が入れた赤字(誤り)の解説も人気。
ーー 毎日新聞・校閲グループのミスがなくなるすごい文章術
- 文章の“書き方”というよりは、校閲記者の視点で“間違いやすいポイント”をまとめられているので、“ハッ”とさせられる部分が多い。
- 文章の誤りや疑問点について、具体例(新聞記事、コラム、小説など)を挙げて説明されているので分かりやすい。
- 間違いの訂正、書き直しの根拠が丁寧に説明されているので納得できる。
- すぐに使える実践的なテクニックは少ない。
文章を書くときに「こんなにも考えないといけないことがあるのか!?」と勉強になりました。“すぐに使えない”のは良くも悪くも内容が濃いからです。
実用的な本が欲しいならこの一冊
最後に紹介するのは、
阿部紘久さんの著書『簡単だけど、だれも教えてくれない77のテクニック 文章力の基本』
項目ごとにbefore・after形式で書き方を紹介されているので分かりやすいです。
デザインもシンプルなので見やすく、スラスラ読めます♪
ただ…正直…この本で紹介されている改善後の文章が“しっくり”きません。笑
ですが、文章を書くときに最も参考にしているのがこの本です。
- “しっくり”こない本は、自分が知らない・使わない“書き方”で書いてある。
- 自分の感覚や常識よりも本に書いてあることの方が正しい。
“しっくり”こないときは自分の感覚や常識を疑いましょう。
私は過去に、視力検査で「よく見えません。機械が壊れてないですか?」という間抜けな質問をしたことがあります。「目が悪いってことです」と言われました。笑 片目だけ急に視力が落ちたので気がつきませんでした。思い込みって怖いです。
見た目は“しっくり”くる本を選んでください!読みにくいだけなので…
さいごに
文章術を紹介している本を何冊も買う必要はありません。
最新の本を買う必要もないと思います。
大切なのは、“何冊”読むかではなく“何回”読むかです!
付箋を貼って、線を引いて、自分専用の一冊にしてください(^o^)