人物紹介をメインに広島でフリーライターとして活動しているコジョー(@hito10nari_kojo)です。
この記事は、
“はじめて、チラシや資料作りを任され、これからどうしよう…と頭を悩ませている人”
“チラシや資料を「手作り」するか「プロに依頼」するか悩んでいる人”
に向けて書いています。前回の記事を読まれていない方は、ぜひ読んでから先に進んでください^ ^
チラシや資料作りはセンスが試される気がしてやりたくないですよね…。
- 初めてチラシや資料作りを任された…
- エクセルもパワーポイントもほとんど使ったことがない…
- 「センスがない」が口癖…
- 自分で作るか、プロに依頼するか悩んでいる…
- はじめて、チラシや資料を作る人が“やりがちなこと”
- センス不要!エクセルやパワーポイントでチラシや資料を作成するコツ(6つのルール)
- パワーポイントで作成したチラシとIllustratorで作成したチラシの比較
- 手作り?プロに依頼?判断基準は「出来映え」ではない!!
この記事は、エクセルやパワーポイントを使ってチラシや資料を作成する具体的な手法を解説するものではありません。“はじめて”チラシや資料作りに取り組む人、プロに依頼するか悩んでいる人の不安や悩みを少しでも取り除くために書いています。
項目が多くなってしまいました^^;
一つ一つは短いので敬遠せず読んでいただけると嬉しいです!!
チラシや資料作りに必要なのはセンスではなく、ルール!
センスがない!!
この口癖は今日で終わりにしましょう!
大切なのはセンスではなく、
ルールです!
私自身、サラリーマンとしてチラシやパンフレットの制作を担当していました。
入社当初は、エクセルやパワーポイントの知識もスキルも全くない状態m(__)m エクセルって足し算とか引き算ができるんだ…というレベル。
「センスがない…」と悩んだこともあります。
そんなとき、デザイン関係の仕事をしている友人から言われた一言。
センスは必要ない、ルールを覚えろ!!
ルールを守れば、チラシや資料作りは劇的に上手くなる!
ルールを無視して作り続けても上達しません。
ルールを守って作るだけで劇的に上達します。
大袈裟かもしれませんが、本当に劇的に変わります。
それは、なぜか。
多くの人は、ルールと真逆のことばかりやってしまうからです。
覚える必要のないエクセルやパワーポイントの使い方ばかり必死に勉強してしまうからです。
- 使ったことがないフォントや図形を使いたくなる。
- 色をつけたくなる。
- 線で囲みたくなる。
- 影をつけたくなる。
- 3Dにしたくなる。
- アニメーションをつけたくなる。
本来、知っておくべきルールや覚えるべき使い方は他にあります。
皆さんはどうですかね?
私は“格好良いチラシや資料を作りたい”と思いながらずっとこんな事をやっていました。今思えば、ルールと真逆のことばかりです…
守るべき6つのルール
まずは、ルールを守らずに作成したチラシをご覧ください。
チラシに記載してある内容はどちらも同じです。少しやり過ぎな気もしますが…こんなチラシを目にしたことがありませんか?使ったことがある文字の加工や図形がひとつくらいありませんか?
- パワーポイントで作る。
(レイアウト調整がエクセルよりも簡単) - フォントは統一する。
(おすすめはメイリオ) - 何種類も図形を使わない。
(大きさや色も変えない、多くても3種類くらい。) - 図形や文字は加工しない。
(影をつける、3Dにするなど) - 図形に枠線は使わない。
(線で区切らない、囲まない) - 文字や図形の上下左右の余白を揃える。
チラシでも資料でもルールは変わりません。慣れてくると、チラシはエクセルで使った方が簡単な場合もあります。A4サイズのチラシであればエクセルで作っていました。
特に気をつけているのは
「線」を使わないことです!
チラシや資料が“素人っぽく”なる最大の原因は「線」の多さだと思います。テキストや図形を線で囲みたくなりませんか?「線」で区切ったり、囲ったりしなくても、文字の大きさを変えたり、背景に色を付けたりするだけで見やすくなるはずです。まずは「線」を使わないことを意識してみてください。
もっと詳しく知りたい方は、こちらの本がおすすめです。
チラシや資料を作成するときに役立つルールがたくさん紹介されています。
私が買った1冊もこれです。“センスがなくてもOK”と書いてありますね。基本的な作り方のほかにbefore・afterに分けたチラシ作成の解説があるので、とても分かりやすいです。この1冊で満足してしまったので、他の書籍のことはよく分かりません。笑
“手作り”の限界はこれくらい!
ルールは分かったけど、実際にパワーポイントで作れるの?
“ヒトトナリ”のチラシはIllustratorで作ってもらいました。
このままでは、参考にならないのでパワーポイントで作り直してみました。
それが、コチラ。
雰囲気は出ていませんか?笑
ネットで画像を検索すれば、好みのデザインは見つかると思います。
見本さえあれば、エクセルやパワーポイントで似たようなものは作れます。
もちろん、“すぐに!!簡単に!!”というわけにはいきませんが、ルールを意識して、エクセルやパワーポイントの使い方を覚えれば誰でも作れるようになります。
パッと見て、“これではダメだ!”と思われた方はプロに依頼しましょう。手作りにこれ以上のクオリティを求めるのは難しいと思います…
プロに依頼すると“ココ”が違う!
あらためて2つのチラシを見比べてみましょう。
色味が違うのはお許しください…
ここまでするの!?
手作りだとココが難しい…
- 図形の種類
-
明らかに吹き出しが違います。エクセルやパワーポイントで使える図形には限りがあります。オリジナルの図形を作ることもできますが…ものすごく手間がかかります。ちなみに、角が丸くなっている図形を使うのは避けましょう。“丸み”を合わせるのが大変です。必ずと言っていいほど、ズレます。(フリー素材を使えば解決できる場合もありますが、今回は使用していません)
- 余白の調整
-
私が真似して作ったチラシは、図形や文字の上下左右の余白が微妙に違います。揃えるのが大変なのでサボってしまいました。必ず「整列」機能を使って、上下左右の位置を調整しましょう。
- 文字の間隔や行間の調整
-
文字の間隔や行間を整えるだけで印象が大きく変わります。“何か違う…見にくい”というときは、この辺りに原因がある気がします。これも大変なのでサボってしまいました…笑
“ここまでするの?”と思われるかもしれませんが、細かな部分こそ“見た目”に影響します。さすが、プロ!!自分でも出来る?出来ない?というよりは、やりたくない!というのが本音です。
手作り?プロに依頼?
判断基準は「出来映え」ではない!
“手作り最大のデメリット”は何だと思われますか?
それは、みんなが出来るわけではない!ということ。
会社でも町内会やPTAでも、前任者が“凝りに凝った”チラシや資料を作っていた場合、次に任された人がとても困ります。
自分の知識や技術を磨いて、評価されたとしても、全体のことを考えると必ずしもプラスにはなりません。
大切なのは、“手作りすべきなのか、プロに依頼すべきなのか”をきちんと整理しておくことです。
“センスあるでしょ?エクセルとかパワーポイント得意でしょ?”と、その場しのぎを繰り返すとみんなが困ります( T_T)
参考に、私が基準にしていた項目を紹介します。
プロに依頼してはどうでしょう?
- 頻度:繰り返し使用する場合
- 期間:継続(数ヶ月〜数年)して使用する場合。
- 範囲:大勢が目にするチラシや資料を作成する場合
- 重要度:成功させたいイベントやプレゼンで使用する場合。
エクセルやパワーポイントで作成すると、修正が早く簡単にできますが、作る人が変わると時間とともにフォント・位置・余白などがバラバラになります。経験ありませんか?
まとめ
- センスは不要。ルールを守る!!
- エクセルやパワーポイントでもそれなりのモノが作れるが、プロが作るモノとは当然違う!!
- “こだわり過ぎる”と周りが困る!!
- 手作りすべきなのか、プロに依頼すべきなのか、一度検討してみる!!
チラシや資料作りのスキル。“これくらいは身につけておいて当然なのか、そうでないのか…”人によって意見が分かれます。
チラシや資料作りのスキルは“会社や組織あるいは集団として、どこまで個人に求めるのか”を整理しておくべきです。
求める基準として目安になるのが先に紹介した“6つのルール”です。
こんなチラシや資料があったら良いね!!
〇〇さんが得意だから相談してみよう!!
〇〇さんが、いなくなったらどうするの?
会社として、部署として、チームとして、個人にどこまで求めるのか。
“そもそも”このチラシ、この資料、必要なの?
から、考えてみても良いかもしれません^^
何となく作るチラシや資料ではやる気がでませんよね。
プロに依頼した方が良いモノが出来るのは当然です。“やっぱり私には無理!!プロに頼もう”ではなく、作業に取りかかる前に“自分たちで作るのか、プロに依頼するのか”決まっていることが理想です。
なぜ、作るのか?
何のために作るのか?
何を伝えたいのか?
やっぱり事前準備が大切です。
とはいえ、自分自身のスキルを磨いて損はありません!!
6つのルールを守りながらチラシや資料作りにチャレンジしてみてください^^
スキルを磨きたい方にはこちらの本がおすすめです。